台本のない結婚式
それはそれは素敵な結婚式
場所は福島県の山の上
猪苗代湖から更に奥へと進んだ裏磐梯と呼ばれる地域だった
森に囲まれた湖のほとり
静寂の中に包まれていた
艶やかな花たち
五十嵐くんらしい演出
僕と僕の店と五十嵐くんの歴史のような
そんなモノたちが綴られてた
一緒に行った被災地での写真が在ったのはやはり嬉しかった
ストレチア（極楽鳥花）
花言葉「輝かしい未来」
にゃんたんもお祝い
・・・
受付の直前
雨が降り始める
10月の初めにしては肌寒い日で標高も高い山の上だったから尚更
そこに雨、予想外
雨があがることを列席者、スタッフ皆で祈りながら
雨雲が通り過ぎるのをみんなで待った
30分くらいだろうか
雲の切れ間が見え始める
やっぱり神様（もしくは神様的ななにかや誰か）って居るような気がする
もしかしたらイタズラ好きなのかもしれない
２人で歩き始める最初の日
エスコートしていく彼の優しさはこの日だけでなくこれからずっと続く
今までもずっとそうだった彼の優しさや強さ
それはきっと変わることなく
ビュッフェ形式の食事
焚き火
彼のおじいちゃんが歌ってくれたり
DJ
ピアノマン
世界を獲ったボイスパーカッショニスト（まさかの五十嵐くんも参戦で驚き）
列席の友人の子供達が会場を走り回り新郎を「ダイキー！！！」と呼び捨てにし新郎新婦の脇をついて回るフレンドリーさは彼らの人柄を映し出している
まさしく彼らしく、彼ら、らしい演出
こんな結婚式は初めてだったしきっともう出逢うことはないだろうな
そんな素敵なセンスがいっぱい詰まってた
雨が降ったせいで人前式とパーティの順序が逆になった
彼は言った
「あー。。。俺の台本がぁ」
って
でもね、結婚と結婚生活には台本なんて無いからねって伝えたら
「あ、それ名言ですね（笑）」
って、言ってくれた
でも、本音 きっとそういうものだと思うから
そしてこんな予想外の雨があってもこの式が素敵なものになっているのは彼らには台本なんていらなかったんだってことの証明だと僕は想った
乾杯をしてくれた方が言っていた
「結婚って良いですよ 僕みんなにそういう風に言うことに 伝えることにしています
そして夫婦で 51% づつ思い遣るといいと思うんです 50% の自分の意見を持っておいてそこからさらに 1% だけ相手のことを思い遣る」
いいなって想った。
その感じ。
・・・俺の場合は99%カミさんファーストだけど
きっといろんなカタチが在って
きっといろんな素敵が在って
きっといろんな大変が在って
でも、きっといろんな幸せが在って
奥さんがね
すぐに泣いた
式も、パーティも始まる前
まだ乾杯もしていないすべての始まりの最初
「みんなが来てくれているのを見たらもう嬉しくて」
って
素敵な子だなぁって僕は想った
それはとても大切で素敵な仲間たちに囲まれているってこと
それはとても綺麗な心を持っていること
それはきっと生涯にわたりこの子の大切な財産になるってこと
プレゼント用に包んで持っていった Candle JUNE さんのキャンドルを式の前に勝手に火を灯しちゃった
でも、喜んでくれて嬉しかった
こんな風に誰かの結婚式に呼んでもらえるなんて幸せです
ましてやそれは単純な意味での友人ではなくこの店を通じて出逢った人（子）の結婚式
FAMILYって呼んでいるお客さんたちももうみんないい歳になっているからもうこれから先そういう機会もほとんどないと思う
だから余計にかな
すごくすごく嬉しかった
もちろん東京から近い距離じゃなかったけどね（笑）
最後
式に行く前のブログ を読んでくれて何人かの FAMILY が連絡をくれて「僕からもおめでとうと言っておいて」と言ってくれた
あとは式のあとに彼らがライブ配信をしていてそこにお祝いを伝えに行ってくれた FAMILY たちも居てくれたと五十嵐くんから聞いた
心から、心からそういうのが嬉しいと想った
僕だけでなくて僕の周りの誰か
中には五十嵐くん自体に会ったこともない人からも
そういうのって素敵過ぎると思うもん
僕からもありがとう
そして本当に五十嵐くん、IZUMIちゃんおめでとう
全身うちの服、ブーツも指輪も
全部全部最高に似合ってたよ
最高に「E」1日をありがとう
あ・・・
そうそう
・・・
オチ有り
まさかのまさか
自宅に着くあと300mでおまわりさんにお止め頂きました
久々の「職務質問＝職質」です
「危ないもの持ってないですよね？」
・・・
みたいな
『今日ねぇ〜福島まで行って素敵な結婚式だったんだよぉ〜』ってお伝えしておきました（笑）
